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住宅ローンについて、「そんなのまだまだ!」と思っている人も、「実はこれからで、情報収取しているんです・・」って人も、まさかの審査落ちしないために事前にできる対策をしっかりしておくことが重要です。
あまり知られてないようですが、一流企業に勤めていて、年収が高くても、落ちる時は落ちるものです。
しかし、不安に思うことはありません!住宅ローンの利用が数年後になるような人でも、今から対策しておけば怖くない!ってこともたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください!
そんなの知らなかった・・・で大後悔!?住宅ローンの基礎知識
現金一括で住宅を購入できればいいですが、そういう人はごく一部です。
マイホーム購入に向けて頭金を貯めてきて、いざ購入!となったときに、どこの審査にも通らない!なんて状況になってしまったら、とっても悲しいです。
なぜなら、今日は落ちたけど、明日は通る!というものでもないので、原因によってはあと7,8年はローンに通らないかも・・・ということも起きてきます。
普段住宅ローンに触れる機会なんてめったにないかと思いますので、まずは簡単に概要をご説明します。
住宅ローンの流れ
購入物件が決まったら住宅ローンの事前審査を行う
購入する予定の物件に対して、これくらい融資してほしいです!と審査用紙に書いて審査してもらいます。
内容としては、「こんな会社に勤めていて、これくらいの年収もあるし、健康も問題ないです!なんなら嫁もこんな企業で働いてます!」といったところでしょうか。
住宅ローンには事前審査と本審査があり、本審査のみでも問題ありません。ただ、本審査は時間がかかることから、中古物件の場合、物件を買い逃してしまう可能性があるため、事前審査で売買契約(売ることと買うことを約束する契約)を行う人がほとんどです。
売買契約を無事締結できたら、すぐに本申し込み・本審査
事前審査を済ませ、売買契約が無事締結できたら、そのあとはすぐにローンの本申し込みと審査に進みます。
色々と書類が必要となるため、余裕をもって行動しましょう。
【住宅ローン流れまとめ】
1,購入物件が決まったら事前審査
2,事前審査に通過したら売買契約(売ることと買うことを約束する契約)に進む
3,売買契約後に住宅ローンの本申し込み・本審査
4,本審査に通過すれば、ローンの契約
5,融資実行
必要な書類
審査に必要な書類は人によって違う場合もありますが、主には下記になります。
・本人家族全員が記載された住民票
・印鑑証明書
・印鑑証明書に使用した実印
・本人確認書類(健康保険証、運転免許証など)
・収入証明資料(源泉徴収票、確定申告書、給与明細、住民税課税決定通知書など)
・対象となる物件の詳細資料(不動産会社が手配してくれることがほとんど)
・預金口座通帳など(貯蓄額確認のためなど)
など
審査書類提出後に銀行で行われていること
書類を審査に出したら、何が行われているのか?
一般的なイメージでいうと「銀行員の人が、会社に電話して在籍確認したり、この人に返済能力があるのか判断して、審査の通過可否を判断している」と思われがちですが、そうではありません。
ではだれが判断しているのか?
それは、銀行の先の保証会社です。
昔は保証人という制度がありましたが、現在では基本的に保証会社というところに保証してもらいます。
銀行は保証会社がついていれば安心なので、その人に本当にお金を貸していいかどうかは保証会社が判断することになります。
よく、審査に落ちた理由を銀行員に問い詰める人がいますが、保証会社が判断しているため、なんとも言えないのが実情です。
なんで私が!?審査に落ちる理由は簡単につくれます
審査に落ちる人の中には、「昔、いっぱいクレジットカード使ってて、私なんとなく落ちるかもしれません・・・」という人もいれば、「キャッシングなんてしたこともないし、落ちるはずがない!」と思い当たる節もないのに落ちる人がいます。
実際のところ、どんな理由で審査に落ちているのでしょうか?
・転職回数が多い
・年収は高いけどインセンティブ部分が多い
・携帯の機種代金の支払いを遅延
・クレジットカードについているキャッシング枠が大きい
・健康状態に問題あり
・完済時年齢
・物件の担保評価
・単身の場合や、賃貸に出してしまうのではと思われる
・自営業で確定申告後の所得が低い
・自動車のローン
・奨学金の返済がある
上記の様な理由から審査に落ちることがあります。
もしかしたら落ちるかも…そもそもローンが組めるのか!?仮審査で簡単に確かめられます
家を探す、購入するかしないかなど、迷う前にまずは審査で借りられる人かどうか知っておくほうが先決です。
こんな理由で審査落ち!?マイホームをあきらめて賃貸を転々とすることになった家族
私の知合いで、こんな事例があります。
新婚で奥様は出産したばかり。
新しい住まいは賃貸ではなく購入がいいと、住宅購入を検討されていました。
新築なども検討した中で、中古マンションを購入しリノベーションすることに。
中古マンション探しから行い、やっとのことで「これだ!」と思う物件に出会います。
早速申し込みをすると同時に、住宅ローンの事前審査に出すのですが、なんとローンの審査に落ちてしまうのです。
「物件を探し出す段階で、事前審査してみなかったの?」と尋ねてみたところ、
借り入れなんてないし、キャッシング枠もないし、会社は上場企業で、事前審査の必要はないと判断したとのこと。
今回審査に出した銀行は、企業と提携している都市銀行なので、企業規模などで審査落ちは考えにくいし・・・
何がだめだったのかわからなかったため、CICというものを見てみることにしました。
個人の信用情報が閲覧できるCIC
CICはその人個人の信用情報が登録されている機関です。
例えば、自動車ローンの支払い遅延をしてしまった場合、一定期間それが続くと信用情報にそのことが記載されます。
住宅ローンの審査では、その人が本当にお金を返せる人なのか?ということを審査するので、過去に滞納・未納などがあれば、信用情報を通じて調べられてしまいます。
ちなみに、CIC以外の機関として、JICCというものもあります。
お金を支払えば(1,000円程度)ネットで自分の情報を見ることができるので、気になる人はローンの事前審査前に見ておくことをオススメします。
CICで発覚した恐ろしい事実
さて、話の主人公は何で結局引っかかっていたのいうと、スポーツジムの月謝の滞納が原因でした。
実は、スポーツジムの退会月の月謝を支払わなくてはならなかったのですが、それを4ヶ月ほど勘違いして未納のままにしてしまっていたそう。
その後、督促状が来て慌てて支払ったとのことでした。
「そんな1回の勘違いで・・・」
結婚、妊娠・・・と順調にきていたため、奥様もまさかローンが組めないなんてとがっくりされいました。
1度審査に落ちたら次はいつ通るの?
今回のケースでいうと、この事実が個人信用情報から消えてくれるのが1番なのですが、銀行にヒアリングしたところ、それまで7年くらいはかかるとのことでした。
他でもローンが組めないことはないのですが、金利がとても高くて、ローンを組むメリットがあまりありません。
住宅ローンの事前審査は物件選びの前からできる
ローンの事前審査は本当に物件を購入しなくても(お金を借りなくても)行うことができます。
これを行っておくことで、何か問題があれば、事前に対策が取れますし、いざ欲しい物件が出てきてダメだった場合よりも、メンタル的に救われます。
また、物件を探してくれた人や売主さんにも迷惑をなるべくかけずにすみますので、自分がそもそもお金が借りられるのかどうかを事前に把握しておくことはある意味マナーではないかなとも思います。
住宅ローンは今や種類がありすぎて、どの審査に出そうか?と迷いがちですが、一度一括で出してみると、案外なるほど、こういう仕組みなのね!と理解しやすいです。
私が利用した比較サービスの中ではこちらが一番簡単で分かりやすかったので、参考までにリンクをお貼りします。
【住宅ローン】手間のかかる審査申し込みを一度で!比較で364万円の節約に成功した人も!?
とっつきにくい分野だと思いますので、体験して事実ベースで比較してみるのが早いかなと思います。