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家っていつ購入するものなのでしょうか?
結論は簡単で、損しなければいつ購入してもいいし、損しないのであれば、早いほうがいいという話です。
ただ、人の状況は千差万別で、年収、年齢、子供が生まれるタイミング、共働きか、転職するのかしないのか?将来実家を継ぐのか否かなど、考慮しなければならない要因は尽きません。
様々なサイトでいつ購入すべきか?という話が書かれてあると思いますが、この記事を検索する読者の皆様の状況でいうと、「購入を意識する出来事があったから、今が本当にタイミングなのか探っている」という人も多いのではないのでしょうか。
購入を意識もしていないのに、「今が購入のタイミングなんです!」という記事を見ても「じゃあ、買ってみようかな」とは簡単に行かないと思いますし。
そこで今回は、よく皆さんが住宅購入を意識する状況別に”そのタイミングで購入する時は何に注意すべきか?"という視点でまとめてみました。
ライフイベント別!住宅購入で気を付けるべきポイント!
学生の時
学生で家を買う!?と思われるかもしれませんが、親が資産家で家を買い与えるというパターンは多いです。
大学生になり一人暮らしを始めるタイミングで、「家賃はもったいない。家を買うからそこにでも住んでなさい」という感じです。
特に、親が外国人だった場合は当たり前のようにそう考える家庭が多いです。
日本は学生が自らローンを組むということが一般的ではないですし、住宅ローンなんか審査もできないレベルなので、学生本人がローンを組んで住宅を購入することはなのですが、アメリカでは家賃がもったいなく、学生の頃から本人がローンを組んで家を購入して生活し、その鳥を離れる時に売却するという流れは文化の中に出来上がっています。
さて、家賃がもったいないので住宅を購入して一定期間住むということは、その後、物件を売却した際や家賃収入を得て儲けることができなければ賃貸物件に住めばよかった!という話になってきます。
なので、資産価値を最重要視して物件を購入することが大前提です。
大学から近くて、将来家賃収入が見込めるとか、土地価値が安定していて、住宅の価格も下がりにくいなどがポイントになります。
また、大学生が多く住むエリアなのに、50平米以上などターゲットと違いすぎる広さの物件を購入するのも危険です。
学生が多く住む待ちはファミリーには不人気ポイントにもなってくるので、広くてもファミリー層が購入してくれるとも限りません。
自分の欲求よりも、どんな人がこのエリアでどういう物件を購入・賃貸するのか?をしっかり見極めて購入するようにしましょう。
また、資産価値が下がりにくい物件としては、中古マンションがおすすめです。
新築は購入時が価格のピーク時の場合が多いので、資産価値が安定傾向にある中古マンションに人気が集中しています。
しかも、古いまま住むというわけではなく、内装を自分好みのおしゃれな空間にリフォーム・リノベーションできるところもオススメポイントです。
社会人単身の時
いつかは結婚して家庭ができ、住まいに求める機能や広さが違ってくるかもしれないけど・・・・
こんな想いもありつつ、資産形成もしていかなきゃ!と思って、マンション購入を検討する人が最近増えています。
そういった類のセミナーも頻繁に開催されるようになりました。
そんな単身者が住宅購入時に気を付けるポイントをまとめてみました。
単身と言っても、色々な状況があるかと思いますので、細かな状況別にしてます。
まずは、独身の人が共通で気を付けるべきポイント
■何よりも先に親に話を通しておく
「今まで自由にしてきたし、今更口出してきたりしないですよ~」という人に限って、親御さんにちょっと反対されると弱気になって購入をやめてしまう。なんてことが結構あります。それまで反対されたことなんてないので戸惑ってしまったり、実際に決断するのが一人ということもあって、反対されると不安が募り断念するということになります。
基本的に親というものは反対するという傾向が強いので、しっかりと購入することに対してのメリットをお話しして、納得してもらうことをまず第一ステップとしましょう。でないと、一生懸命物件を探して見つかったのにもかかわらず、後から反対されて断念するのは精神的にもちょっとキツイ部分があります。
事後報告でいいと決めているならまた話は別ですが・・・
また、納得してもらえると、資金援助をしてくれる親も多いです。そこ含めて、一緒の方向を向いて住宅購入ができるように話し合いをしておきましょう。
■資産価値を重要視する
将来、家族が増えたタイミングで手狭になるかもしれません。
そうなったときに、売って損しない、もしくは貸せる物件でないといけません。なので、結果的に中古マンションを購入してリフォーム・リノベーションをして住む方が多い傾向にあります。
この辺の話は、学生が住宅を購入するパターンと相違はありません。
■女性は特に!住宅ローンの事前審査を早めに済ませておく
単身者よりもファミリーのほうが住宅ローンの審査が通りやすいです。
結婚前なのに、不動産を購入するなんて、自分が住むためのものではなくて、投資用なのではないか?(居住用と投資用はローンの種類が違うため)と思われて審査に通過しないことや、特に女性の場合、定年まで働き続けるという人が男性よりも少ないため、審査が厳しくなることも。
親御さんにお話ししながら、ローンの事前審査をするのが第一ステップになります。
まずはネットで気軽に審査してみるならこちら。低金利が魅力の住宅ローンが複数一括審査できちゃいます。
★記事準備中 事前審査とは?へ★
恋人なし
恋人がいない場合は、どんな条件で住宅を探すのかという点において、かなり自由です。
自分の思い通りなので、逆に決めきれない人、本当にこれでいいのか?と不安に思う人もちらほら・・・
しかし、住宅購入をしよう!と決めている段階で、自分の直観を信じるタイプの人も多いため、すんなり家が決まる人はすぐに購入まで行けるようです。
では、恋人がいない独身者が気を付けるべきポイントはなんなのか?それは、内装です!
中古マンションを購入して。リフォームかリノベーションをして住む場合、内装も自分の自由です。
それのどこが注意ポイントかというと、あまりにも自由に自分の好き勝手できてしまうので、とがったデザインになりすぎて、次に売るときにそのままだと売れない、もしくは、価格を下げないと逆に売れないということになってしまいます。
賃貸も一緒です、趣味がぱっちり一緒のお客さんを連れてこないと借り手がつかないわけですから、あまりにド派手な内装や、自分のライフスタイルにしかあわない内装は避けるのが無難です。
その辺は、出会ったデザイナーさんとしっかり打ち合わせしながら進めていければいいですね。
恋人あり(結婚予定なし)
恋人はいるけど、結婚予定はないんです。
そんな人だって家を購入します。ただ、結婚予定はないけど、その恋人が家に来たり、同棲するかのせいはあるわけなので、恋人が要望をいってくることもあります。
特に、家探しが男性で恋人が女性の場合、女性は住まいに対しての思い入れが男性よりも強い傾向にあるため、どのエリアがいいか?やキッチンはどういうものがいい!など話が膨らみやすいです。
そんな中注意すべきポイントは、「恋人の意見をどこまで反映させるか?」というところです。
ここがごちゃごちゃしていると、不動産を探してくれる営業マンも困り果ててしまいます。
意見を反映させるなら、物件の内覧に連れていくし、反映させないのであれば、連れて行かな。などしっかり決めて意見がぶれない環境をきちんとつくりましょう。
恋人あり(結婚予定あり)
こちらはしっかりとパートナーと家づくりをしていくことになるので、新婚さんの家づくりと変わらなくなってきます。
ただ、「結婚式を終えたらとりあえず新しく家を借りて賃貸に住む」ということではなく、次はもう家を購入するんです!と決めている場合は、前もって動けるので、計画的で無駄がなくいいかと思います。
いったん賃貸に住むというクッションを挟む人もいますが、特にそれに意味はないというのであれば、賃貸にすむ初期費用を住宅購入に充てたほうがよっぽど賢いです。
また、入籍していない場合は、住宅ローンを組む際に相手の年収を足して考えたりすることができないため、借りたい金額や、より低金利の条件を獲得したいのであれば、もう入籍してしまったほうがいいという状況も十分にあります。
「入籍日はクリスマスって決めてるんです!でも家は今買いたいんです!」といようなひともいますが、賢く生きるためには何が大事かということもしっかり考えて決めていけるといいかと思います。
妊娠前
妊娠前は夫婦ともに時間が作りやすく動きやすい時期なので、じっくり家探しをするにはいい時期でもあります。
「妊娠してから家探ししようと思っていたら、予想以上につわりがひどくて・・・」と住宅購入が後回しになってしまうこともあるようなので、結婚式も終えたし、これから家探しするか!と思っている夫婦はぜひこの時間がある時期に計画的に動いていって欲しですね。
妊娠中
妊娠中になってくると、出産後、専業主婦になるのか、職場復帰するのかで家探しが大きく変わってきます。
なぜかというと、保育園問題が関わってくるからです。
認可保育園に入れる場合、11月末頃に4月の入園申し込みをしなければなりません。
詳しく話すとその時期に間に合わなくてもいいパターンもあるのですが、基本的にはその時期にはお引越ししておくのがベストです。
5月や8月と4月以外の入園を考えてもいいのですが、基本的に4月に満杯になったクラスに空きが出ることはあまりないので(あるとしたら、入園者が途中で引っ越す、やママが専業主婦になるなどのパターン)その時期に間に合うように動きたいですね。
なので、出産時期から逆算してすぐに物件を探しに行くのがおすすめです。
購入したいタイミングでいい物件が出てくるとも限りませんので、すぐに探し始めて、いいものと出会える確率を高くしたほうがいいでしょう。
なかなかいい物件が見つからずに時期が過ぎていった場合、結局そのまま賃貸に住み続けることになり、保育園問題があることからエリアを変更して住宅を購入することができず、小学校入学まではそのままそのエリアに住まないといけなくなるということにもなりかねません。
出産後
こちらも妊娠中と同じく、保育園問題が発生するのであれば、購入を急ぐ必要があります。
生後2,3か月のお子様を抱っこして、あちこち物件内覧にいくママも珍しくありません。
このようにママが働いていなく、平日も自由に物件内覧が可能な場合、ほかの家族より圧倒的に有利な点があります。
それはいい物件が出た時に、すぐに見に行くことができるという点です。
中古物件の場合、新築と違い、いついい物件が出るのかなんでわかりませんが、いつでも見に行けるのであれば、いい物件を購入できる可能性が高まります。
いい物件はお仕事がお休みの土日まで待っていると、ほかの人に買われてしまう可能性が高いので、そういう意味では動ける人が1人家族にいることはとても重要です。
時流別!購入で気を付けるべきポイント!
ライフイベントとは別に、世の中的な時期というのも考慮するポイントになる人もいるかと思います。
最近で言えば、消費税やオリンピックでしょうか。
ただ、時流を考える時に共通して気を付けなければならない点は、”絶対はない"ということです。
全てはあくまでも予想の世界で、なにが起きるかなんて完全に当てることはできません。
基本的には、ある程度予想と外れても柔軟に対応できるという状況を作っておくのがベストです。
オリンピック
東京はオリンピック需要が高まり、不動産が高騰している!
そんな話を一度は聞いたことがあるのではないのでしょうか。
確かにオリンピックが決まってから不動産の価格は上がっている傾向にあります。
特に中古マンション価格なんかはオリンピックに連動しているように見えます。
ただ、タイミングよく価値観の変動がオリンピックと合わさっているので、そのように見えるだけで、実はオリンピックだけが理由ではありません。
今までは家を購入するいったら”新築でしょ!”の時代だったのが、”中古を購入して損しない資産形成もありじゃない?"いう風に、若い世代を中心に価値観が変化してきたことも、中古の価値を高めています。
要は需要が増えたということです。
また、野村総合研究所のデータによれば、相続市場は1年間で47兆円にのぼるということで、資産価値が地方より下がりにくい東京の土地を購入する傾向が強くなるのではないかとの意見もあるようです。
東京への資金流入は海外からも大きく見込まれるため、東京で不動産を購入することはオリンピックの前だろうと後だろうと安定しているのではないかとの見方もあります。
もし、今から不動産を購入して、オリンピック後に資産価値が400万円下がったとしても、10万円家賃の賃貸マンションにすんでいれば、4年で500万円ほどは流れていくので、だったら資産にしてしまったほうがいい場合もあります。
気持ちの持ちようみなたいなとこになってしまうかもしれませんが、そういう考え方もあるんだと思ってもらえれば、何か変わるかもしれません。
消費税
消費税については、税率が上がる前のほうがいいと思われがちですが、そうでない場合もあります。
駆け込み需要が終わり、消費税が上がった後は住宅購入者が減ってしまいます。車だってなんだってだいたいそうです。
ただ、それでも売上を上げなければなりませんので、購入者に損をしてしまったという印象を与えないために、販売価格を下げたり、前の消費税率のときと相違ないところまで値引きしたりすることもあります。
また、国の施策として、ローン控除額を増やしてくれたりすると状況は変わってきます。
ただ、消費税も上がってしまえば落ちることはそうそうなく、いつかは一般的になじんできますので、大きく気になるポイントにはならないかと思います。
住宅ローンの利率
こちらは割と購入するタイミングの判断基準になるのではないかと思います。
特に今は、固定金利の利率が、数年前の変動金利くらいまで下がっており、将来的にもリスクが少ないお金の借り方ができる時代になってきました。
不動産業界にいる人でさえ、変動金利で住宅を購入したが、固定金利に借り換えしようと思うという人が現れるくらいです。
専門家もお得だと思えるローンの利率になっているので、そういう意味では購入するタイミングといえるかもしれません。
今すべきことは結局”ローンの事前審査!”
色々なパターンについて記載しましたが、本気で検討したのに、ローンの審査に通過しなかった・・・のではすべての苦労が水の泡です。
まずは、そもそも購入できるのか?ということを明らかにすることが先決です。
携帯の機種代を月々分割で購入していた場合、支払遅れなどがあると、審査に引っかかってローンが数年組めない!ということで苦しんでいる人も多いようですから、「私は大丈夫!」と思わずに、事前審査は行っておいて損はありません。
ローンの事前審査は不動産を購入しなくても気軽にできますので、これも人生の経験として行ってみるのはいかがでしょうか?
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もし審査に落ちたとしても、本当に住宅を購入する時に対策が打てるので安心です♪