リノベーション会社がサービスの一つとして売りにしている「ワンストップ」
結局どんなことをしてくれるのか気になるところ。
「ワンストップ」をあらためておさらい!
そもそもワンストップとは?
ワンストップの流れ
ワンストップの流れを簡単に書き出すと、以下の通りです。
1,物件探し
2,住宅ローン手続き
3,設計・デザイン
4,工事
物件探し
中古マンションや中古戸建を購入してリノベーションをしたい!という方は、まずは物件を手に入れなければなりません。
「どういうエリアで、どういう暮らしがしたくて、どれくらいの広さで、どれくらいの金額で・・・」
自分がこれだ!と思える物件に出会うのも一苦労。
そんな時に、中古物件のプロが物件探しをサポートしてくれるのがこのパート。
具体的には、ユーザーの要望に近い物件を探してくれて、一緒に内覧に同行してくれるサービス。
それだけでなく、わかりずらい中古物件の相場や適正な価格を調べてくれたり、
物件の管理状態やリノベーションに向き不向きなのかもみてくれて、実に頼もしいです。
内覧時には、壊せそうな壁かどうかなども判断してくれるため、理想の間取りにできるのかどうかがわかります。
住宅ローン手続き
不動産購入なんて初めての人ばかり。
どんな資金計画が自分たちにはあっているのか?
どんな銀行がどんなローン商品を扱っているのか?
わからないことだらけだと思います。
ワンストップではローンについても担当者がアドバイスしてくれて、リノベーション会社によっては手続きを行ってくれるところもあるようです。
都市銀行、地方銀行、フラット、ネット銀行、リフォームローンなど組み合わせや種類も増えてきているので、これはうれしいサービスですね。
設計・デザイン
どんなデザインの内装にしようか?
さて、ここが一番楽しみなパートです!
物件探しから、ローンの審査にも通過し、スムーズにここまでくれば、あとはどんな間取りにしようかな?とデザインを楽しむ時間です。
物件を探してくれたリノベーション会社のデザイナーとワンストップの営業担当との設計打合せをしている会社が多く見受けられますが、中には別のデザイン事務所からデザイナーを決めてもよい会社があったり、設計打ち合わせに工事現場担当の人が同席する会社もあり、様々です。
工事
工事は自社で工事業者を抱えているところと、提携している工務店に外注するケースがあります。
工事業者を自社で抱えるのはコストもかかり、それがリノベーション費用を上げる要因にもなるため、基本的には提携という形をとっている工務店に依頼をしているところが一般的です。
リノベーションは設計したデザイナーの意図をいかにくみ取れるか?という阿吽の呼吸も大事になってきますので、単純に腕がいい工務店がいいかというとそうではなく、デザイナーと息が合った工務店の方がいいものが出来上がるみたいです。
このように、リノベーションをしたい!と思ってくれたユーザーにスムーズにサービスを提供するのがワンストップサービスになります。
どうしてワンストップが必要とされるのか?
以前、リノベーション会社は設計部分のみを担当していることが多く、物件探しやローンの部分など関与しないことがほとんどでした。
リノベーションが注目されるようになり、さぞリノベーションする人が増えるかと思いきや、なかなかうまくいかず・・・
何がネックになっているのかユーザーに聞いてみると、「中古物件が手に入らない・・」という現状でした。
リノベーション自体は文化として浸透しだしていましたが、中古マンション市場はそれに追いついておらず、ボロボロの物件をその状態のまま消費者が購入するという考え自体が受け入れられずにいたのです。
物件が手に入れられないなら、リノベーションなんてできるわけもありません。
そこで、リノベーション会社が物件探しからサポートすることになって行き、そのことをワンストップサービスと呼ぶようになったようです。
また、やはり物件購入やリノベーションの情報の取捨選択には専門知識が必要となり、顧客だけで話を進めるのは負担が大きいのでサービスとしてニーズが高いという理由もあります。
ワンストップを実施しているリノベーション会社一覧
リノベる。 | ひかリノベ | LOHAS | nu | |
物件探し力 | ★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
資金計画力 | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ |
デザイン力 | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
施工力 | ★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
サービス特徴や口コミから★4段階でランキングしてみました。
物件の提案力などはリノベる。がオススメですがが、デザインにお金を掛けてこだわりたいという人にはnuやLOHASがオススメです。
失敗したくないなら!リノベーション会社でくくるのではなく担当者で比較することが大事
ワンストップサービスはその会社が提供するものであっても、実際に判断して動いてくれるのは付いてくれた担当です。
いくら会社が素晴らしくても、担当が顧客側に親切に動いてくれないと、サービスの良さは全く感じられません。
もっとちゃんと比較検討しておけばよかった!となる前に、出会った担当に不安アリであれば、正直にそれを伝え、別の担当と話をしてみるのも1つの手です。
また、他社の担当のクオリティも見ておいて比較するのもいいかと思いますので、比較した上で誰をパートナーとしてリノベーションをしていくのかを決めることをおすすめします。