最近中古マンション・中古戸建を購入してリノベーションする人が増えていますが、それに伴い、リノベーションを請け負う会社が増えてきています。リノベーションに関する雑誌も増えていますし、1冊あたりのボリュームも事例も多くなっていますね。
賑わってくるのは大変良いことなのですが、『リノベーションしたいなぁ』と思っている側からすると、どんなリノベーション会社を選んだらよいのかわからないのではないでしょうか?
事実、ほとんど違いがわからない会社もあります。
『え…じゃあ、どうしたらいいの…』
リノベーションが住宅購入の選択肢に入っている人はそう思うかもしれません。
今回は、リノベーション会社を選ぶ際の本当に気を付けたい点をご紹介します。
リノベーション業者の種類を知る
リノベーションをどこにお願いするか?お願い先の種類を先にご紹介します。種類によって得意・不得意があるので、各タイプの特徴を知っておきましょう。
不動産会社
物件探しから始める人はリフォーム・リノベーション関係なく、不動産会社に行かれる方もいるようです。不動産会社と物件を探して決まった場合、提携のリフォーム会社で見積もりをとることをオススメされます。
提携のリフォーム会社は「お風呂を新しくする」や「キッチンリフォーム」など部分的なリフォームを請け負うことがほとんどなので、斬新なデザイン提案などは望めません。
ただし、設計事務所ではないためデザイン料のようなものがとられることがなく、安く済むこともあるようです。
工務店
「古いキッチンを新品にしたい」「デザインや間取りは変更せずに壁紙などを変えたい」そういう時には工務店が強い味方になります。こちらも斬新なデザインの提案は期待できませんが、リフォーム金額が安くて済む場合が多いです。
住まいのどの部分をリフォームしたいか明確にして、その部分に実績がある工務店を選ぶことがポイントとなってきます。
設計事務所
デザイン性重視でリフォーム・リノベーションを考えている場合は、設計事務所や建築家に依頼する人もいます。もちろんデザインに価値があるので、デザイン料が高額になる場合もあります。逆に言うと、予算はそんなにかけられないけど設計事務所や建築家にお願いしたい!というのはもったいない部分があります。
デザインにお金を掛けるより、使う素材やキッチンなどの住宅設備にお金を掛けたほうがよっぽどよいリフォーム・リノベーションに見えるからです。
リフォーム会社
工務店と近い存在ですが、もう少し融通が利くのがリフォーム会社です。
「キッチンとリビングと廊下を新しくしつつ、ちょっとおしゃれにしたい」など、部屋のつながりの部分まで見ることができるリフォーム会社も増えています。ただし、どの程度のリフォームができるのかは会社によってバラバラなので、パンフレットや施工事例を見て判断しましょう。
リノベーション会社
リノベーションとは元の間取りから住まいの機能(例:掃除しやすい間取り、家族がリビングでくつろぐ暮らし等)を変更する役割をもっているため、デザインができるという前提があります。
リノベーション会社の役割をリノベーションの設計のみとしてしまうと、設計事務所となんら変わりがなくなってくるので、ここではその他の役割もになっているという定義になります。例えば、物件探しから手伝ってくれる、設計後の工事まで請け負ってくれる、等です。
最近のリノベーション会社は「ワンストップリノベーション」を売りにしており、不動産やリノベーション、工事について知識がなくても、担当者が何でも教えてくれながら物件探し~リノベーション~引渡までサポートしてくれるサービス。
リノベーションは物件によって出来ること・出来ないことがあるので、設計施工を依頼したい会社と一緒に物件探しを行うのが一般的です。
ワンストップリノベーション会社の選び方
ある程度自分の悩みがはっきりしている場合には、上記のリフォーム・リノベーションの依頼先に分かれます。
ただし、選んだ先がワンストップのリノベーション会社だった場合、さらにその中からどの会社にすればよいのか?という疑問が生まれますよね。(むしろ、そこが聞きたいポイントの人も多いはず)
各社のHPを見ても事例ばかりが目に入って、サービス自体は何が違うのかわかりにくい…
冒頭にも書いたように各社が提供するサービスに決定的で大きな違いはありません。
基本的にはセミナーに行って、「会社の担当者と話が合うか?」「接客してくれた営業マンを気に入るか?」で判断する人が多いみたいです。(なので、施工事例やサービス内容は気に入ったのに、ナンセンスな担当者に当たってしまうと戸惑っちゃう人も…)
しかし判断基準がないわけではないので、気を付けるべきポイントを3つの項目全7つをご紹介します。
1 物件探し
リノベーション会社自体が仲介をしているか
ー仲介をしている場合はうまくいけど仲介手数料を値引くことができるかもしれません。仲介をしていない場合は、”囲い込み”に合うことがなく、良い物件に巡り合える可能性が高まります。まずここで迷う方が多いですが、どちらを選ぶかで大きく運命が変わるほどではなかと思いますが、やはり囲い込みに合わず、不動産業者に有利なように物件を探していると、たまにお宝物件にたどり着いている人を見かけはします。
「どんな暮らしがしたいか?」を担当者が把握してくれそうか
ー物件だけがよくても、暮らす街が自分に合っていなかったら意味がありません。物件が見つからないと躍起になってしまい、エリアがぶれて「こんなところに住みたいんだっけ?」のような状態になりがち。
担当者がしっかりあなたにあった暮らしを把握してくれていれば、「この物件だけ見ると良いけどエリアで見た時に、あなたのライフスタイルに合っていないのですが…」と正直に話したうえで物件選定を進めてくれるはずです。
物件の内覧についていく担当者にリノベーションの知識があるか
ー物件によっては希望の間取りが実現できない場合があります。内覧の時にはっきりしたことが分かれば良いのですが、過去の図面を参照したり、実際のところは解体してみないとわからない部分があるのが現実です。
細かいところまで全て解体前に把握することは不可能なのですが、それでもリノベーションの知識があればある程度予想することは可能です。購入するかしないかを素早く判断するためにも、担当者にリノベーションの知識があるとよいでしょう。
ちなみに、100%思い通りになんでも出来る物件が素晴らしいと考えるのではなく、既存のものを活かすのがリノベーションと心得て、制約を活用して良い間取りをデザインしてもらおうという気持ちでいるくらいが良い物件に出会えるものです。
2 住宅ローン・リフォームローン
施工数が多いと銀行も信用しやすい
ー出来立てホヤホヤのリノベーション会社だと、リノベーション部分のローンを住宅ローンに組み込むのが若干困難なようです。施工実績がないのでしっかりとしたリノベーションをするのか判断しかねるのが原因の1つのよう。リノベーション費用を住宅ローンに組み込む予定の人は、ローンの実績についても把握しておいた方がよいでしょう。
3 設計・デザイン
打ち合わせ回数
ー自由度が高すぎるリノベーションは打ち合わせも一苦労。そして、打ち合わせ回数が多いと良いかというとそうでもないのが現実。迷おうと思えばいくらでも迷えますが、物件はもう購入してローンの支払も始まってしまうし、だらだら選んでいたらローンと家賃の二重支払で生活が大変なことに!
何回打合せるのが平均か?なぜその回数が平均となっているのか?自分はゆっくり決めたいタイプだけど大丈夫か?忙しくて時間がないので色々提案してもらって短くできるか?など確認しておくことをオススメします。
デザインや扱う素材のレベル
ー高級ホテル張りのリノベーションを目指している人もいるかもしれません。デザイナーはあまり扱ったことがない素材を扱うのが苦手です。イタリアンのシェフに日本料理を作らせるイメージがわかりやすいかもしれません。素材からどんなものか?と研究してデザインに取り込んでいきます。
また3000円と30,000円のイタリアンでも全く違ってきます。リノベーションもどの程度のレベルを想定しているかで会社が若干変わってくることがありますので、「こんなリノベーションがいいんですけどー?」とイメージをみてもらい可能か不可能か相性が良い悪いなど意見をもらうと良いでしょう。
リノベーションの規模
ーフルリノベーションと部分リノベーションという言葉をご存知でしょうか?フルリノベーションはすべて解体して1から作り上げるリノベーション。部分リノベーションはLDKと廊下と玄関だけ解体してリノベーションするなど部分的に行うリノベーション。会社によってはフルリノベーションメインの会社や部分リノベーションも得意としている会社など若干違いがあります。
物件の築年数次第では部分的なリノベーションもあり得る、という人はフルリノベーションがメインの会社よりも部分リノベーションを行っている会社の話も聞いてみましょう。
まずは自分の悩みを明確化する
良いリノベーション会社と出会うためには、『私は何に悩んでいるの?』『私はどういうリノベーションがしたいの?』を知る必要があります。
頭の中や心の内では『ああしたい…』『こうしたい!』があるかもしれませんが、改めて「どうしたいの?」って聞かれると言葉に詰まってしまう人もいるかもしれませんね。でもこれが明確化されていないと、リノベーション会社を自分で選ぶって難しいんですよね。
そもそもリノベーションという選択肢があなたにあった住宅購入の形じゃない場合もあります。話をよくよく聞いてみると、新築のほうがあってるんじゃない?って人も中にはいます。
自分にあった住宅購入ってなんだろう?リノベーションって私に本当に向いてるの?それを明確化するためには色々と本を読んだり、私のサイトを見るよりもリノベーション会社の人に話を聞いてもらうのが早いです(笑)
その場合オススメなのはリノベーション会社のリノベるです。
物件探し、住宅ローン、リノベーションの施工実績も豊富で、担当者の話が分かりやすいとセミナーが高評価なのがリノベる。
セミナー内容もリノベーションについてだけでなく、そもそも住宅購入とは?というところから話してくれます。
「私ってどうしたいんだっけ?」「ところで何がベストなの?」「中古物件ってどうやって購入するのがお得?」とあなたが気になるであろう部分を聞き出して、話の中で教えてくれるので、帰るころには”次に何をしたらよいのか”が決まっていてスッキリするとの口コミ多数。
何も始まってない人はリノベるのセミナー参加から始めてみるのはいかがでしょうか。